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しかしダメなところが徹底的にダメになる確率が50%ほどあれば、
サイコロを振るようなもので合格になるかもしれないし、
不合格になるかもしれない。

元々駄目なものをなんとかしようという場合にはこのようなギャンブル
的な要素は極力少ない方がいい。

イメージとしては、ビニール袋。
たくさんの水を入れる事はできないが、水が漏れる事はない。

これに対して、布の袋はいくら入れ物の袋が大きくともボタボタと
水が漏れて、こぼれてしまう。

問題集を3冊ざつにやるのはこのようなもので実りが少ない。

ここまでに紹介したのは、戦略の守りの部分だ。
守るところはきっちり守り、相手の本陣を取りに行く。

その時に重要なのはいかにしてあと10点、あと20点、あと30点と
もぎとっていくかだ。

そもそも今のあなたは計画がうまくいかず勉強を十分にやってこなか
ったせいで、かなりまずい状態のはず。
(部活で忙しかったとか特別な事情があったのかもしれないね)



ここから貪欲に点数をもぎ取りにいかなければならない。

どのような方法があるのか?

それをこれから4つご紹介したい。

1つ目は意外と重視されていないが、解答力を養成することである。

解答力とは、今の各科目の地力のことではない。
その地力となっている知識、力を点数に反映させる事だ。

例えば、英語の内容一致問題。英語がいくらできるからといって、
内容一致問題で常に100点を取れるかというとそんなことはない。

試験の問題はひっかけが多くある為だ。
ひっかけにひっかからないようにしたり、少ない知識からでも適切に
判断を加えていき、消去法で正解を選ぶ確率を引き上げる事が、
解答力である。

単なる消去法ではなく、ロジカルにそこにテクニックを加えていく事で
適当な力でも下手をすると正解を選ぶ事ができるようになる。

小論文に関して言えば、本を1万冊読んでいて、国語力が十分に
あったとしても、書き方を深く教えてもらわなければトンチンカンな
事を書いてしまったり、まずい書き方で書いてしまい、点数を落とす。

これも解答力が無い為の失点だ。

国語、古文、漢文も正解を選ぶ力。これが解答力になる。

数学に関しては、部分点をもぎ取る力、英作文に関しては減点されない
書き方、国語に関しては、減点されない記述方法。













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