記憶量が多い人から受かるゲーム、ワーキングメモリがある人から受かるゲーム
受験は記憶量が多い人から受かるゲームである。もう一つ言えることがある。
ワーキングメモリが多い人から受かるゲームである。
あまりこのワーキングメモリについては言及されることが少ない。
このワーキングメモリとは何か。ワーキングメモリとは、
頭の中に情報を一時保存する能力だと思ってほしい。
この力が高い人は、頭の中に情報を一時的に保存し、
そのまま話したり読むことをやりやすい。
ちょうどパソコンのメモリのような役割を果たす。
ワーキングメモリがたくさんある人は、英単語を無理やり丸暗記しても、
スラスラ英文を読んだりする。
意味を一時保存して無理やり力技で読んでいくからだ。
また、このような読み方ができるので、「なんとなくわかる」などと言い、
記憶数が少ないのに、推理ゲームをスイスイ解くように正解を見つけて選択できてしまう。
結果としてセンター等のマークシートで高得点をたたき出す。
この現象を表面的に見て、(同じことをやろう!)と思っても
合格するのは同じようにワーキングメモリの力が高い人である。
元から頭がいい人と同じことをやろうとするのは、
頭が良くなければ合格できないアプローチで勉強することを意味する。
だから私の塾や私の本では、基本的に頭が良くなければ
再現できないような勉強のアプローチを進めていない。
全部学習アプローチには脳科学や心理学の裏付けがあるのである。
一般的にはがんばれば合格できるかも・・と思われている
試験の難しさが何でどのレベルなのかが分からないのに、
多くの受験生は、そこを雑に考えてしまう。
がんばれば合格できるかも・・・と考えた場合、戦略はまったくない。
がんばればなんとかなるかも・・という見積もりだけが頼りになる。
一方で私の指導のもとで合格が余裕になる人は、最初から合格を確信している。
その理由は、合格できる算段の根拠が数字に裏付けられているからである。
なんとなく頑張ると考えずに、時間で処理時間を計算して、
経験や理論から結果を予測して学習計画を組み、調整して合格する。
記憶は回数か記憶の種類で決まっている
脳に記憶が残るかは回数で決まる。
あなたは記憶の仕組みを知っているだろうか。
記憶とは脳内のシナプス間の情報伝達の回路にすぎない。
この回路を物理的に増やしていくということが、
勉強で記憶を作るということなのである。
ゆえに、物理的にその回数を増やせば記憶は必然的に増える。
脳の可塑性と言われる性質を利用し、私の生徒は記憶を作っている。
脳は一度記憶の回路を形成すれば、その回路が消えにくくなる性質がある。
私も丸暗記をしていた頃は勉強が苦痛で難しく感じた
私も昔は勉強で丸暗記をしていた頃がある。
そのときは、勉強しても勉強しても忘れていく。
だから勉強はつらいものだった。
大量にカードを作って覚えたが覚えても覚えても忘れる。
しかし、記憶方法を変えてから嘘のように記憶に残るようになった。
(こんなに記憶が簡単だったとは・・・・)
私が推奨するこの学習法を用いて、日本で二度1位の成績を残して慶應大学に合格した子もいる。
このような非常識な結果が出る理由は、私が限界まで記憶の効率が
考慮された学習カリキュラムを組んでいるからである。
カリキュラムだけではなく、記憶法、記憶アプローチを伝授している。
ギネスブックにも掲載されるおじさんが円周率を記憶テクニックで
数万桁まで覚えている人がいるように、
本来記憶のアプローチは極めて有効なものだ。
また、言語学、脳科学、心理学でも記憶の研究は進んでいる。
あなたはガリレオの地動説・科学を信じるか?それとも疑うか?
かつてガリレオガリレイが地動説を唱えた時、
頭がおかしいと彼を批判した人がいた。
当時の人は皆太陽が地球の周りを回っていると思っていたのである。
今となっては本当に笑える話だが、かつては本気で、
地球の周りを太陽が回っていると信じられていたのである。
ガリレオは、普通や一般的なことを考えるのではなく、
事実に基づいて地動説を唱えた。最後は異端審問にかけられてしまった。
同じく最初に電話を開発した人は、「遠くの人と話せるんだ」と言えば、バカか?と言われた。
同じく最初に自動車を開発した人は、「自動車が地球の上を走り回る」といいアホだと言われた。
同じく最初に飛行機を考案した人は、「空を人が飛べるんだ」と言えば、気が狂っていると言われた。
皆普通が好きだ。
普通こそが正しいと思い込んでいる。
昔は電話はなく、車は無く、飛行機も無かったので、このような考え方が普通だった。
しかし、真実は逆だったのである。
時代が過ぎれば、普通は変わる。
多くの人が愛してやまない普通は、色を変えて、次世代の普通が訪れる。
今世界の人は電話を使い、さらに携帯電話を使い、
さらに進化したスマートフォンを使い、
次世代はウェアラブルPCと呼ばれるメガネや腕時計型のPCが普通になる。
もうGoogleなどが開発を手がけている。
普通になるのはすぐそこまできている。
昔の普通と今の普通、未来の普通は同じではない。
それなのになぜ普通にこだわる必要があるだろうか。
まったくその必要はない。
今の普通は未来の時代遅れなのである。
「時代遅れ」にあなたが付き合い、不合格になる義理も必要もないのである。
事実なしに信じるのが人の性質
人は何かを考えるときに、分析的に事実を元に考えないことが多い。
最初にやってもらったリンダ問題と同じである。
しかし、中には事実を大切にする人もいる。
ガリレオしかり、エジソン然り、自動車王と言われたフォードも然り、
松下幸之助も然り、アインシュタインも然りである。
エジソンなどに至っては、
数千回の白熱球の失敗の最中に助手にこう言われた。
「先生、もう無理です!!やめましょう」
しかし、エジソンはやめなかった。
そして白熱球の開発に成功する。
人は、その事実が目の前で明らかになるまで、
なかなかにわかには信じることができない性質がある。
今エジソンを笑うものはいない。
しかし、エジソンも、ライト兄弟も、フォードも、皆笑われた。
そんなことができるはずがないと・・・
しかし、真実はその逆だった。

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