よく記憶術で覚える事ができるという数字の暗記や、似たものの羅列は試験で問われる事がほとんどない。
試験で問われるのは、問題集によく出てくるものだ。
これがほとんどのテストでは9割を占めるはずである。
という事はこれらについて効率よく処理できる事がもっとも重要になる。
漢和辞典の漢字をすべて記憶してもテストでの配点はせいぜい5%であり、
5点しかとれない。
残りの95%が重要なのである。
これらについて、実践的に覚える事が合格に直結した暗記力となる。
【どうして《記憶の技術》でなければならないのか?】
記憶は技術であるべきだ。
技術というのはどんなものを言うのだろうか?
それは、料理で考えると分かりやすい。
料理の達人は、食材を見た時、そこに5種類あれば、それを見てから考える。そしてそれらを組み合わせて料理してしまう。
しかし、料理の素人はどうだろうか?
もし食材の中に卵があったら、とりあえず卵焼きを作ってしまうのである。
おいしく料理できない。
記憶も同じだ。
これから覚える記憶の対象がある時に、記憶の技術がある人間は
(どう料理してやろうか)
と思うのである。
とりあえずやみくもにイノシシのように覚えようというもまずいし、
記憶術を使おう!と常にワンパターンに応用が効かないのもまずい。
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