効率は少しくらい悪くても、肉体的に楽になれば、人間は
よーしやるぞーと思い、がんばる気も出てくるものですが、
一つを運ぼうとしても、3センチ動かすのがやっとのようなしんどい
作業はやる気が失せます。

こういうのは実行率と言いますが、もちろん勉強にもあてはまります。
勉強のやり方に詳しくないという事は、イノシシが突進するように
同じやり方で対処しようとしてしまう為に、楽をして実行率を
上げる事ができません。

これでは勉強がしんどい辛い作業だと思いこんでしまっても無理が
ありません。

【勉強しなさい!は言っては駄目】

『もーーまたゲームばっかりやって!!少しは勉強しなさい!宿題やったの??』

こういう風に言ってしまうのはたいていお母さんだと思いますが、
これは言わない方が賢明です。

かわいい自分の子供が、このままでは駄目になってしまう・・・
という気持ちは分かりますが、これではますます勉強が嫌いになってしまいます。

実はゲームをなんで子供が喜んでやっているかと言うと、その理由の
一つは、できる自分を体験しているからです。
すごい自分をゲームの世界で体験しているわけです。
これは人間にとって快の体験である為にはまってしまうわけです。

でもかなり難しくて歯がたたないゲームがあると、そのゲームはたいてい
楽しくないのです。

勉強もこれと同じです。ちょっとやればできるという体験があれば、
がんばります。成績は何番くらいだったか?とか、何点取れたか?などは
一種のゲームのようなもので、友達と話しあったりしているものです。



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