4つ目の重要なポイントは、いっそのことコストパフォーマンスの 高い科目で勝負する事を考えるというものである。 私がその筆頭に挙げていいと考えているのは小論文だ。 その最大の理由は、小論文はなめられているからである。 最も多くの大学で用意されている科目でありながら、ウソの常識と 指導がまかりとおり、それでは点数は取れないという本が ヒットしている。 ヒットするのは、いかにも点数が取れそうな本で実際に 点数が取れる本がヒットするわけではない。 ラーメンのチェーン店でも全国に展開するのはお金がある チェーン店であり、いくらうまいラーメン店でも、お金が なければチェーン店が全国に広がる事はない。 多くの場合品質と、ヒットは大きな関係があると思われているが 現実はそうではない。 例えばニンテンドーDSの世界的にヒットした1000万本以上売れた ソフトの脳トレは、フランスの教授が行った実験によれば、 紙と鉛筆を使ってトレーニングしたグループに脳の活性化度合いで 負けたという話である。 ヒットしたのはニンテンドーの巧みな営業力と資金力、ブランド力 と、うまい切り口なのであって、本当に脳のトレーニングに効果 的なものはもっと別なものであるという事だ。 これと全く同じ現象が小論文の指導でも起こっており、 今日本で小論文の指導に関して、これは点数が上がるというものは 私が見る限りではほとんどない。 これはあなたにとってチャンスという事である。 ほぼ全ての受験生は、小論文の定番本を買って適当に対策をして、 学校の授業でも国語の先生の授業、あるいは予備校の授業で 対策を済ませる。 これがチャンスなのである。 ディジシステム HOME |
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