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このように表面的に何かを調べて効果があるのは問題がシンプルな
場合である。

例えば、takeという単語の意味が分からなかったとしよう。
インターネットの辞書でtakeを調べれば問題は解決する。

では日本の外交問題、対中国の外交政策について、インターネット
で調べて正解があるか?

それは無い。
問題が極めて複雑で深刻だからだ。

剣術を習うのに、相手をどう切るのかについて、ネットで
調べて正解があるか?
それは無い。
問題が極めて複雑だからだ。

剣はかまえて上に上げて下に振り下ろしましょう。

と書いてあるのを読んでもちっとも強くはならない。
日本最強の男と言われた宮本武蔵の記した五輪の書には、
テクニックを書いた章もあるが、これは5巻で一つの剣術を記した
ものであり、決して単なるテクニックだけで剣術の腕前が上達する
わけでも敵に勝てるわけでもない。

地の巻で総論があり、
水の巻で森羅万象の原理を説き、剣術の水としての姿勢を説き、
火の巻で技能を説き
風の巻で世相観を説き
空の巻で生き方を説き、

そして千日を鍛とし、万日を鍛とするほどに修行に励んだ。

今の世の中はあまりにもシンプルな問題が解決するスピードが
早まった為に、いかなる問題もシンプルな問題のように手軽に解決
できるものと思い込む人が増えてしまっているのである。

もし仮にそのような単なるテクニック論であれば、アメリカの国防省である
ペンタゴンが宮本武蔵の書物を研究対象にする事はないだろう。

勝つという事はシンプルではなく、複雑であり、一つの正解がある
わけではないからである。

では小論文はどうか?
文章を書く事について、そのような表面的にさらりと調べる事
がいかほどに役に立つか。

むしろ上記の例のように生兵法はケガの元と言われるのと全く
同じように、点数をガクっと落とし、害になる事すらある。
今全国約70万人の受験生が陥っている状態とはこの状態
なのである。



もしも小論文に関して、

短期間でこのような問題を解決しようとするのであれば、
方法は一つしかない。


わずかな時間であっても密度を濃くした内容の濃い指導を徹底して
学ぶ事が重要だ。

てっとり早く3ページの文章でさらりと書き方を教えてもらう
のではなく、いろはから丁寧にその本質に迫りながら、
深く内容を掘り下げて少なくとも5時間以上書き方だけについて
みっちり教えてもらう必要がある。

私はそれを小論文で行った結果、教え子が全国でTOP0,1%の
成績まで伸びたのである。
彼は、深く教えてもらった後に、私自身が直接添削する文和会で
5回の添削をした。


しかし丁寧な指導など必要ないという声もある。
私はそうは思わない。

私のこの気持ちを理解してもらえるかどうかは分からないが、
何かの参考になるかもしれないので、
宮本武蔵の五輪の書にはどのような言葉が書かれているのかを
いくつか紹介したい。











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