世の中にはこれだけ文明が進んでいるのにも関わらず、信じられないようなことを信じている方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
ここではそのようなよくある間違いだらけの常識を一つ一つ解説します。全てを読む必要はありません。
よくある勘違い1
記憶術なんて効果がないんじゃないでしょうか?それぞれ勉強方法には人にあったものがあるのではないでしょうか?
このような悲劇的な勘違いを少しでもお持ちの方は少しだけ長くなりますが、あなたにとって必ず人生のプラスになりますので、このページをお読みになることを強くお勧め致します。
論より証拠。まずこちらのページにある記憶術で実感してみてください。
この質問の場合、前半の部分は間違いで後半は正しいのですが、あくまでも厳密に言えば正しいだけです。世の中のほとんど全てのことは正しくもあり、間違っているものです。
まず前半についてお話します。記憶術は脳の仕組み、つまり人間の持つイメージ記憶の保持能力の高さを利用した画期的な記憶の技術です。
人間は単純暗記は苦手ですが、イメージ的な記憶は強烈に残るものです。これを利用して複雑な暗記事項をカンタンにあっけないほどに記憶していく方法です。
例えば小学生の頃にどんな場所で何をして遊んだかは、思い出すことができないでしょうか?しかしその時のセリフや読んだ小説の文章を言ってくださいと言われるととたんにできなくなります。
できなくなる理由はそれがイメージ的でないからです。イメージ的ではないものは記憶に残りにくいのです。
確かに個人差はどんな方法であれあります。速読もそうです。
記憶術もそうです。
質問の通り、習得度に個人差はあります。
しかし、脳の仕組み(メカニズム)は同じです。
人間と爬虫類を比べれば、脳の仕組みが違います。人間のように大脳新皮質と言われる高度な脳を爬虫類は持っていません。なぜこのような当たり前のことを言わなければならないかと言うと、個人差があるからそのようなテクニックは意味がないのではないか?という信じられない思考をする人がたまにいるからです。
本当にこのような方は時々いらっしゃいます。
これは筋力トレーニングをしても個人差があるから、効率的な筋力トレーニングは無いのではないですか!?という質問と同じようなものです。
これは大きな間違いです。毎年インターハイに出場する学校が決まっているのは、練習方法が優れているからです。
このような方には私は次のように説明します。何か目的があるのであれば、必ず効率的な方法はあります。
例えば一流のマラソン選手を育てたい場合と一流のボディービルダーを育てたい場合、効率的な筋力トレーニングというものがあります。個人差があるからどんな風にやっても同じというわけではなく、一流のコーチに育ててもらう方がずっと成長できるでしょう。
確かに選手の個人差はあります。
しかし筋肉の仕組み、メカニズムは同じ人間であれば同じです。
どういう事か詳しく説明しましょう。
生まれつき筋肉の繊維が多い人も当然います。筋肉がつきやすい体質の人もいます。
しかし同じ人間であり、同じ遺伝子を持った同属の種です。ですから筋肉のメカニズムは同じです。
例えば筋肉には2種類大きく分けてあり、赤筋と白筋があります。
効率的にボディービルダーを育てるには、赤筋を増やしてもまったく意味がありません。同じ筋力トレーニングでも白筋がつきやすいトレーニングをする必要があります。
赤筋はマラソン選手の体系を見ても分かるように、体積が増えない筋肉です。白筋はどんどん体積が増えます。
白筋を効率よく鍛えるためには、20回くらいまでの回数でもうこれ以上動けないというくらい強い負荷を与える必要があります。(オールアウトと言います)
もしこのようなことを知らなければ、とにかく本人は毎日腕立て伏せをしているのに何年続けても、たくましい体形になることができないということになります。
それぞれ人にはその人にあった方法があるのではないでしょうか?という質問は正解です。しかし正解ですが、だからといって、脳のメカニズムにあった方法がその人にとって意味がないということにはなりません。
筋肉の例を思い出してください。個人差があるわけですから、その人にあった方法というのはあります。
しかし、筋肉のメカニズムからいって確実に効率のいい方法というものはあります。
例えば20回くらいまででオールアウトさせる(もうこれ以上ダメだ!という状態です)というのは効率的な方法の一つです。
これを、個人差や適正があるから、私は腕立て伏せで腕を太くするんだ!私は腕立て伏せが向いている。と勘違いしている人がたまにいます。
でもこれでは腕はほんの少ししか太くならないのです。
いくら個人差があるからといって、では効率のいい方法がその人にとってなんの役にもたたないか?というとそんなことは絶対にありません。
筋肉に要求できる最大負荷が引き上がっている際(力持ちになっている時に)に負荷の低いトレーニングをしても体は筋肉が必要だと判断しません。持久力が必要だと判断して赤筋という筋肉をつけはじめるのです。
個人差うんぬんということは、最後の最後に検討すべきことです。
つまり、一流のボディービルダーになりたいのであれば、一流のトレーニングジムの効率的な方法を学び、その上で自分の個人適性にあった方法を探すということです。
例えば一番分かりやすい個人の性質は、親から受け継ぐ遺伝子で決まる先天的な気質でしょう。
神経質な人もいればおおらかな人もいます。遺伝的に精神疾患が多い家系ではやはり神経質な方が多いようです。トレーニングを始めるタイミングや、トレーニングの種類や組み合わせを個人の性質に合わせて変更することは
効果があるでしょう。
しかし、個人の適性と体のメカニズムを同様に扱ってはいけません。
体のメカニズムと最新のプログラムを知った後に個人の適性を考慮に入れなければ、単なる思い込みで貴重な時間と二度と戻らない期間に自分の人生そのものを投入することになります。
やみくもに腕立て伏せをするのは、努力としては美しいのですが、本人がそれで一流のボディービルダーになれるか?と言えば、その方法を続ける限り万にひとつの可能性もないのです。
なぜならば、白筋と言われる筋肉の体積が大きくなる筋肉を他のボディービルダーは効率よくつけ、どんどんたくましい体つきになっていっているからです。
効率的なトレーニングをする人は、筋肉が衰える前にさらに鍛える為に最適な次のトレーニングまでの筋肉を休めるインターバルを知っています。
世界にたった3人しかボディービルダーがいなければ、腕立て伏せをしていても必ず3位以内に入れますが、当然そんなはずはありません。
記憶術は世界中で使われている技術です。
脳の仕組みから非常に記憶しやすい形で記憶していく技術です。
個人に合った方法は、脳の仕組みを知った上で考慮してあげてください。
よくある勘違い2
速読って斜め読みのことでしょ?読んでもわけが分からないんでしょ?そんなに高速でめくってたら読めるわけないじゃないですか!
速読は手品でもなければ、斜め読みでもなければ、嘘でもありません。
文字をイメージ化して脳内の情報処理をする場所にポンっと渡してやることで大量に吸収していく技術です。
人間は文字を文字として認識した場合、非常にわずかにしか一度に処理できません。
しかしこれを記号として認識させることで一分間に10万時程度の情報量を処理できるようになります。
(ここで紹介している商品は初級の速読の解説はついていますが、上級者用速読教材は、今後販売する予定です。)もし速読ができないに決まっているとあなたが思っているなら、その最大の理由は視野の狭さにあります。文字を見る際に文字郡を一行づつなぞるように見る見方では絶対に読めません。
そもそも見えないものが読めるはずがありません。
例えば、テレビでよくやっていることがあるのですが、そろばんをする人のフラッシュ暗算があります。
一秒に2回か3回表示される3桁の数字を計算していきます。
375
926
369
269
547
これらが2秒くらいの時間でぱぱぱっと表示されます。
どうして彼らはこれを計算できるのでしょう?
答えは頭の中にイメージされたそろばんです。
頭の中でそろばんをはじくのです。実は私牛山も小さい頃に塾でそろばんをやっていました。
そろばんは現代教育の現場からは無くなってなってしまったので、どういうものかカンタンにご説明します。
(若い方の為に)
そろばんは一つの位に上に玉が一つ、下に4つあり、あるルールにしたがってこの玉を指ではじくものです。
例えば5を足すのであれば上の玉を下にずらすわけです。そしていろいろと足したり、引いたり、かけたりした結果、最後はその玉のならび具合をみて、答えが何であるか知ることができます。
電卓の場合は計算の過程はすべて電卓がしてくれますが、そろばんの場合は玉を指ではじく作業をしなければいけません。
そろばんができる人が信じられないようなスピードで計算をする理由はこれです。
文字を信じられないようなスピードで読むのも実はこのような脳のイメージを処理していくメカニズムを利用したものなのです。
よくある勘違い3
速聴はそもそも実用的なものではなくて、成功心理学系の精神世界でしょ?
そもそも成功心理学は精神世界のものではありません。ただ、よく分からないものを販売している業者がいますので注意は必要です。スポーツ選手が金メダルを目指す際にも使われます。
それは彼にとっては金メダルは成功だからです。成功というのは人によって違います。合格が成功の人もいれば、人間関係がうまくいくだけで成功の人もいます。あのバスケットボールの神様 マイケルジョーダンもこのテクニックを使っています。
速聴は実用的なものです。極めて実用的です。しかし多くの人はこの速聴をどのようにに勉強に利用すべきかを知りません。
一定時間の中でたくさん聞くのであれば速聴は必須の技術です。聞くだけではたいしたことはありませんが、勉強の中にまったく聞くという方法を取りいれていないのであれば、それはそれで本当に話になりません。
この大量記憶マニュアルでは、速聴をどのように使うかを解説しているだけですから、他の業者のように成功がどうというような問題とこの技術を結びつけることはとは絶対にありませんのでご安心ください。
単純に他の記憶術や速読とリンクさせることで記憶効率を大幅に引き上げる為に使います。
速い世界に慣れていると、普通の速度の会話がとんでもなく遅く感じることがあります。つまり、速く聴くということは、頭を鍛えるという意味でもある程度有効です。
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