記憶術を暗記科目で使わないというのは、私からすれば論外で
話にならない。(記憶術の教材は弊社の教材に含まれています)
大量に何かを記憶する時に重要なのは3つだ。

1,スピード 
 (記憶術はのろい)
2,保持できる期間
3,実践向き

細かい事を言うと、もっともっと重要なことはあるが、主に大切なのは上の3つの要素だ。

1つめのスピードというのは、覚えるスピードではない。これは極めて重要なポイントだが、本などでも語られ
ることはほとんどない。

処理するスピードの事である。

人間の脳というのは本来無限に記憶できるようにできている。
ただ、物理的にと言ってもいいほど、時間が経過して忘れる為に、多くの量を記憶する事ができないのである。

このスピードを引き上げる事と、覚えている事に時間をとられすぎないようにする事で
効率をギリギリまで引き上げるという事が発想のスタートにこなければならない。
(注意※カードを使った学習は補助的なものとして、メインで考えてはいけません)


2つ目の保持できる期間というのは、覚えていることができる期間の事である。
どんなに早く覚えても忘れてしまえばまた覚え直さなければならない。

記憶術は、覚えたら忘れにくいが、忘れないということはない。
ここが大切なポイントだ。

記憶術は忘れる。ただ忘れにくいというだけである。
そこで、さまざまな手法を組み合わせて、どのように忘れない状態を作るか?
という発想が必要になってくる。
私は机上の空論を振り回しているのではない。
研究者であり、専門家であり、実践家だ。

記憶は、記憶術の手法だけで処理しようとすべきではない。さまざ
まな種類の記憶すべきものがあるからだ。


3,の実践向きというのは、文字どおり、実践的かどうかという事である。
                                         
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