覚えるものをどのようにして、試験当日まできちんと覚えておくか?という事が
重要なのだ。どう覚えるか?なんてことはどうでもいいのである。
試験の当日まで覚えておくという事を可能にする為には、あなたは記憶そのもの
についてもよく理解しておく必要がある。
小手先のちょっとしたノウハウでは応用が効かない。
記憶術も速読も速聴も本来一つ一つがパワフルな力を持っている。
しかし、状況に応じて、これらのテクニックを全て使いミックスさせる事でパフォーマンスを
最大化させる事が可能なのである。
スパイラル上にグルグルと円を描いてまるで竜巻のように強力な力となってくれるはずだ。
私自身はっきりいって試験会場でももっとも勉強していた。
ノートはルーズリーフで閉じたもの数百枚を2冊、全て一秒一ページぐらいのスピードで
めくっていく。(断言するが速読は誰でもできるしこの程度は誰でもできるようになる)
いなかっぺ大将丸だしの白のトレーナーを腕まくりして、坊主頭の人間がそんな事をやっている
のは、はっきりいってかなりういていた。(というか、となりの女の子がジロジロあからさまに見るので恥ずかしかった。)
言葉なんて一言も話さなくても田舎育ちだとアピールしてしまっている。
慶応大学は、どちらかと言うと、金持ちの息子や娘が比較的多い。
優雅に留学生活なんてしてた人間が比較的多いのである。オシャレな女の子がヒールをはいて
カツカツいわせながら試験会場を歩いていた。
まあ都会育ちではなくて、ファッションセンスゼロの岡山の地方の人間なのだから仕方がない。
ただでさえ目立つのに、そんな事をやっていたから余計に目立ってしまっていた。
冷ややかな視線は恥ずかしかったが、倍率からいっても、自分の周りのほとんどの人は
落ちるのだ。関係無いと思ってどんどんめくって最後の確認をした。
結果はほぼ満点のダブル合格だった。
最後に使ったのも記憶の技術の一つだが、これは誰にでもできる事だ。
つまり、あなたにもできる。速読と記憶術をミックスさせるだけではなく、速聴も私はミックスさせていたからこそ、どんな複雑な物でもいくらでも覚える事ができると確信してそれを実行できたのだ。たくさん記憶できたからこそ、考える幅も広げる事ができた。
記憶の技術とは、覚える対象によって世の中ではほとんど触れられる事がない、情報処理の過程や、スピード、情報の加工方法、などを変えていく事を指す。もう一度確認するが、脳内での情報処理の過程を含む技術のことだ。
勉強はイノシシのようにやるのではなく、対象によって変幻自在に変わらなければならない。
このような手法を身につける事でだれでも記憶力を爆発させる事ができる。
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