テストを繰り返すと定着する・実力がつくということはありません
こんにちは。
牛山です。
受験生の中には、テストをやることで、実力がつくので、小論文も英語もテストや練習を中心に勉強を進めていくのがよいと考えている人がいるようです。
この考えは非常に危険です。
なぜならば、テスト・練習で実力がつくわけではないからです。
英語になぜテストが不要なのか
英語にテストが不要な理由は以下の通りです。
1)覚えるために必要なのは繰り返しであって、確認テストではないため。
2)次の参考書に進むかどうかの目安は、記憶作業の回数であるため。
3)目の前のことを少し丸暗記できることと大量に暗記することは全く別の作業であるため。
※目の前のわずかな単語のテストを繰り返していくと、いつかたくさんのことを覚えることができる・・・というのは単なる幻想です。最初から大量の暗記を実現できる計画で記憶作業を計画していくことが重要です。
小論文になぜテストが不要なのか
小論文にテスト・練習が不要な理由は以下の通りです。
1)過剰練習は単に思ったことを紙に書いているだけだから。
2)パターンにはめた論述は点数が下がるため、パターンにはめる練習をすることにそもそも意味がないから。
3)数学ではないので、過去問題と同じ問題は出ないため。
4)アウトプットだけではなく、インプットが重要なため。
ただし、もちろん、小論文試験対策には、添削を受けることが重要です。
大切なことは、バランスです。
小論文の練習と称して、一か月に10回も20回も添削を受けるのは意味がありません。
慶應受験生は月に3回、SFC受験生は、月に5回の添削を受けましょう。
このバランスが重要です。
それでは、なぜこの添削回数が重要なのでしょうか。
小論文添削が必要な理由
1)自分のアウトプット内容の悪い部分、減点される部分を知るため。
2)自分の実力がどの程度なのかを把握するため。
※インプットしなければならない・・・というモチベーションを得ることにつながります。
3)上級者に加点部分を教えてもらうため。
⇒減点部分が完全になくなった後は、加点部分についてのアドバイスをもらいましょう。どこに気を付けることで、加点を狙えるのかを詳しく教えてもらうことで、どんどん小論文の点数が上がっていきます。
小論文の添削が不要だと考える危険性
小論文添削が不要だと考えている場合、既に自分の小論文が満点近いと考えているか、指導者に対する信頼が低いかのどちらかです。
まず重要なことを言えば、
小論文の点数はすぐに上がります。
小論文の点数が適切な指導者のもとであまり上がっていない場合、ほとんどのケースで同じミスを何度もしています。
自分の添削内容を見直し、指摘された部分を改善していくと、どんどん減点が減っていき、点数が上がります。
ただ、小論文の点数が伸び悩む人は、そのことに気づいていないことが少なくありません。
やりっぱなしにしてしまい、そのまま点数が上がらない・・・という失敗が多いので気を付けましょう。
小論文の指導はなるべく早めに受けることが大切です。
以下のような理由があります。
1)なるべく多くの減点ポイントのストックを持つことで、受験での合格率を引き上げることができます。
2)なるべく多くの加点ポイントの指導を受けることで、受験での合格率を引き上げることができます。
3)なるべく多くの思考パターンに慣れることで、試験本番での対応力を鍛えることができます。
4)なるべく多くの問題形式に触れることで、どのような問題形式にも対応しやすくなります。
同じことを教えてもらっても伸び方に違いが歴然とある
なぜ同じことを教えてもらっても、伸び方に歴然と違いが生まれるのでしょうか。
ダントツに伸びる生徒さんにはある共通する特長があります。
それは素直であるということです。
素直であるということは、「価値を知る」ということでもあります。
価値を知るとは、アドバイスや指導の意味と価値の重みを知るということです。
例えば、偏差値27から慶應法学部に合格した石田さんは、小論文の成績も上位10%以内程度まで成績が上がりましたが、非常に素直な人でした。
指導を受けても、その指導に意味がないと思っている人は、そのアドバイスを軽視するのでなかなか伸びません。
一方で、アドバイスについて、死ぬほど重要な指導だと認識した生徒は、そのアドバイスを重視するので、どんどん良くなります。
もう一つ伸びる人の共通点があります。
これは当塾に限ったことです。
当塾の生徒さんの場合、伸びる人に共通するポイントは、
牛山だけを見ている
ということです。
伸び悩む生徒さんは、いろいろな情報をいろいろなところで仕入れてきます。
東大本という本がベストセラーになると、フラフラしてしまい、その勉強法を選択し始めます。
小論文についてはネットで情報収集し、いろいろな情報を集めてしまいます。
このような生徒さんは、不合格になったり、成績が伸び悩むことが少なくありません。
一方で、牛山の指導だけを見ている人、例えば、法・経・総・環合格の辻本さんや、2019年に慶應経済に合格した、小論文で全国19位になった子、偏差値27から法学部合格の石田さんなどは、
牛山以外に小論文の指導を一切受けていないばかりか、他の情報をシャットアウトし、英語についてもすべて牛山の言うとおりに勉強していました。
結果を出すために大事なことは、質の低いことをやらないことです。
常に質の高いことをやり、常に質の高い内容に触れ、常に質が高い内容を重視していれば、どんどん伸びます。
受験の成果はほとんどやり方で決まります。
頭の良さは影響しますが、その影響力を無関係にするほど、やり方や認識で差を埋めることができます。
プライドが高く、このことに最後まで気づけない慶應受験生は大変に多いです。
アドバイスを軽視する人の特徴はプライドの高さです。
プライドの高さはバイアスを生みます。
バイアスとは、情報に対する判断です。
質が高い情報を質が低いと考えると、不幸になります。
結局のところ、何を信じるのかで結果は決まってきます。
最初から結果が出ることだけをやりましょう。
そうすれば、時間はまだあります。
この記事を書いた人
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・慶應義塾大学合格請負人
・スキルアップコンサルタント
・専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
・株式会社ディジシステム 代表取締役
・ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者
・慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者
慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。現在、東京工業大学大学院博士後期課程在学。
【慶應進学支援に関する実績】
・慶應SFCダブル合格者6年連続輩出。(記録更新中)
・慶應大学3学部合格者ほぼ毎年輩出。
・慶應SFC総合政策学部全国模試小論文1位輩出。
・慶應SFC環境情報学部全国模試小論文1位輩出。(偏差値85以上)
・英語全国1位(2度)輩出、現代文全国1位輩出。
・慶應大学の小論文を1万点以上添削した経験あり。
・慶應関連書籍出版数日本一。 約30冊 (自社調べ)
・慶應関連メディア掲載数日本一。(自社調べ)
・三田の学部でも小論文全国1位輩出。(偏差値87.9)
・慶應4学部合格者(法・経・総・環)2年連続輩出。
【自分自身の論文テストに関する実績】
・自分自身も慶應SFC一発ダブル合格。(総・環)
・大学院在学中に、東大卒、東大院卒、東大医学部卒、東大博士課程修了者、京大卒、旧帝大卒の医師、国立大学出身の医師、ソウル大学卒業者などが在籍するクラスで成績優秀者になる。
・「問題発見」チームワークにて、最優秀チームに選ばれる。
・東工大博士課程在学。(長崎大学博士課程小論文試験において、約2時間で,約6000字書く試験で完答し、約9割の点数取得で合格。)
【出版書籍】
1.「自動記憶勉強法」(単著:2007年12月)
機材を用いたユニークな記憶方法について記述。同書は、その後、読売新聞記者の取材を受け、読売新聞全国版にて、8回連載される。(新聞記事あり。)
2.「小論文技術習得講義」(単著:2008年2月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
3.「自動記憶勉強法 増補改訂版」(単著:2009年3月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
4.~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~「目標達成論」(単著:2009年7月)
人の成長が起こる仕組みを3つの要素から説明することを試み、成長の原理を説いた書籍。
5.「小論文技術習得講義 増補改訂版」(単著:2009年11月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
6.「自動記憶勉強法 改定3版」(単著:2011年4月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
7.「勉強法最強化PROJECT」(共著:2011年6月)
学習本:弁護士・医師との共著。効果的な学習方法を戦略的に設計するための方法論を記載。同時に文系と理系の王道となる学習アプローチを記載。
8.「慶應大学絶対合格法」(単著:2011年9月)
慶應義塾大学に合格するための学習戦略を記載。心理学、言語学の研究結果等を踏まえ、効果的に学習を進めるアプローチを記載した。併願による合格確率を数学の独立施行の定理により確率計算し、理論上の合格率99%を実現するための考え方を紹介した。同書は、インターネットメディア「プレジデントファミリークラブ」で紹介される。その他、京都放送「ぽじぽじたまご」等のTV番組で紹介される。
9.~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~「目標達成論」 改定新版(単著:2011年11月)
人の成長が起こる仕組みを3つの要素から説明することを試み、成長の原理を説いた書籍。
10.「小論文技術習得講義 改定3版」(単著:2012年1月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
11.「慶應小論文合格バイブル」(単著: 2012年5月)
慶應大学の入試問題を攻略するための小論文学習アプローチを問題解決学の手法を用いて記載。論理思考、意思決定法等を解説。同書は、インターネットメディアプレジデントファミリークラブで紹介される。
12.「機械的記憶法」(単著:2012年8月)
効果的な記憶方法を経営学の観点から考察した書籍。学習を「生産性」という観点からとらえ、生産性が高まる学習アプローチを生産管理、リスクマネジメント等の観点から考察した上で、記憶のアプローチを問題解決学で考察する。なぜ大量の記憶を人は実現できないのかという問題を扱い、問題を要素分解し、対処方法となる戦略軸を、ワークフロー化することで生産性を高める道を模索した。
13.「クラウド知的仕事術」(単著:2012年8月)
日々めまぐるしく変動するIT環境に適応するための考え方を記載。最新のデジタルデバイスなどを紹介し、ビジネスパーソンが知っておきたいティップスを紹介したティップス本。
14.「小論文技術習得講義 改訂4版」(単著:2013年4月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
15.「小論文の教科書」(単著:2013年6月)
小論文には答えが無く、思考方法にも答えや正解が無いことを前提として、マッキンゼー流の思考アプローチを解説した小論文の思考方法解説書。考えることが軽視される風潮に警鐘を鳴らし、従来はネタ本が一般的であった小論文の分野において、思考する方法論をまとめた。論理思考の解説。
16.「速読暗記勉強法」(単著:2013年9月)
速読を用いた記憶方法を記載。ビジネスマン向けに情報処理のティップスを紹介した。インターネットメディア「ライフハッカー」でメディア掲載される。
17.「難関私大対策の急所」(単著:2014年1月)
受験生向けに京都大学を卒業し、岡山大学医学部に通う研修医と共に効果的であると考えられる学習アプローチを紹介。
18.「慶應大学絶対合格法」改定新版(単著:2014年3月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
19.「慶應小論文合格バイブル」改訂版(単著:2014年8月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。(慶應大学受験で求められるスキル等を学部別にまとめる。)
20.「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」(単著:2014年8月)
慶應SFCが行う『プレゼンテーション入試』対策を解説した書籍。MBAで学ぶプレゼン技法を主に慶應大学を受験する高校生に分かりやすく噛み砕いて解説。
21.「今からでも間にあわせる勉強法・受験法」(単著:2015年4月)
受験対策のティップスを紹介したティップス本。読解ストラテジー等で研究されている文章読解スキルを紹介。
22.「牛山の慶應小論文7ステップ対策」(単著:2016年4月)
慶應大学受験生向けの小論文問題解説書。具体的な問題の解き方、重要な背景知識の解説、データサイエンス系問題の練習問題等を収録。
23.「慶應小論文合格バイブル」改訂3版 (単著:2016年5月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。(学部別の小論文対策を詳細に解説する。)
24.「小論文技術習得講義」改訂5版 (単著:2016年10月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
25.「小論の教科書」改訂新版 (単著:2016年12月)
上記書籍改訂版。縦書きを横書きにし、章を追加する。
26.「慶應大学絶対合格法」改訂3版 (単著:2017年1月)
上書籍改訂版。必要性が低い項を削除し、章を書き直す。
27.「慶應SFC小論文対策4つの秘訣合格法」(単著:2017年7月)
慶應義塾大学SFCの小論文試験対策について、有効な対策案を提示した実用本。
28.「牛山の慶應小論文7ステップ対策」改定新版(単著:2017年9月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
29.「看護学部・医学部・看護就職試験小論文対策を10日間で完成させる本」(単著 2017年12月)
医学部・看護学部・看護師就職試験対策の小論文について、考え方、書き方を指南した学習参考書。
30.「慶應小論文合格バイブル」改定4版 (単著 2018年1月)
上記書籍の改訂版。小論文対策の章を分かりやすく書き直す。
【マスコミ掲載履歴】
・読売新聞(全国版)学ぼうのコーナーにて8回掲載(週間企画)
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 会社紹介 平成23年10月7日
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 平成23年11月4日放送
・産経関西 20年前とは変わった受験事情 平成23年12月9日
・産経関西 スキルアップコンサルタントが薦める新年対策本 平成23年12月21日
・TV番組ラボ+ 執筆書籍・会社紹介
・経済リポート 2012年10月10日 1425号
・経済リポート 2012年11月20日 1429号
〈マスコミ掲載履歴 『慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法』プレジデントFamilyClub様〉
第1回:「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」
第2回:「慶應大学合格に必要な要素と中核」
第3回:「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」
第4回:「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」~「受け身の学習」から「攻めの学習」に変化させる~
第5回:「慶應小論文対策で失敗しないための根本的対策」
第6回:「信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる」
スピンオフ編:今からでも時間がなくても国立大学、慶應大学に我が子を合格させる方法
スピンオフ編:逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<前編>
スピンオフ編:逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<後編>
スピンオフ編:【英語】我が子を慶應大学に合格させる英語教育法
スピンオフ編:指導品質を高める「業界初の100%オンライン小論文添削システム」
スピンオフ編:志望校に合格しやすい「小論文添削サービス」選びの注意点
スピンオフ編:慶應SFCの小論文対策4つの秘訣合格法
スピンオフ編:「目標を達成する目標達成手帳のススメ」
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