３つの先生の名前が全て特定の分野、特定の大学名、特定の資格の保持者である場合、自分の中に、一つの方向に突出した強いフィルターがあり、そのフィルターを通した価値判断が行なわれている可能性が強いと言えるでしょう。
あくまでも可能性であり、ひとつの傾向ですから必ずではありません。
こんな具合です。
これは要注意です。あなたの将来にとって要注意という事です。
例えばこの３人の侍の例で言えば、俺は柳生だぞ、柳生様はな・・・・
という例がありますが、このような勘違いと先入観はその人の周囲の多様な価値と才能を持った人を特定の分野の剣術のレベルが高いという柳生というフィルター越しにしか見ない事につなげます。
ところが世の中は次のようになっています。
● ビジネスの世界ではハーバードの大学院（ロースクール）を出た人間よりも、芸術大学の大学院卒業者の方が、高い需要があります。それは今がハイコンセプトの時代だからです。
●日本の大学でどれがどれがと思っていても海外の人は日本の大学も大学院も眼中にはありません。ＭＩＴ、ハーバード、ＩＩＴが代表的な最も優秀なクラスの大学だと思っています。
● ＭＩＴ、ハーバード、ＩＩＴ卒業者など全く使えないと思っている最終学歴が小学校卒のたたき上げの大富豪社長がいます。プアーでハングリーな人間しか今まで優秀な人間は見た事がないという様な事を、世界のビジネス界で影響力のあるピータードラッカーのような人物と話をしているような人たちがいます。
● 多くの人がうらやむ大富豪をなんとも思っていない、生き死にという人生観とヒューマンスキルの視点からしか人を順位づけて見ない人がいます。
● お金にもヒューマンスキルにも何にも価値を感じず、デザインとファッションのフィルターで人を見る人もいます。
もちろん何を重視しようとそれは人の自由です。
しかし自由なのはあなただけではなくて、他の人も同じであるという事は知っておく必要があります。
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