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今までの成績が悪かったからといってそれが将来も悪いという
こととイコールではありません。

もし、親御さんの方であれは無理だとか、よくない感情があればそれは
学習性無力感と呼ばれるものです。

この学習性無力感というのは、本当は不可能ではないのに、無理だと
感じることによって、力が奪われた状態の感覚のことを指します。

この状態がよくゾウでたとえられるので、そのたとえ話をご紹介します。

人間に飼われているゾウは、子ゾウの時に、足に鎖をつけられます。
子ゾウに鎖を断ち切る力はありません。
この子ゾウが大人になった時、本当は自分の力で鎖を断ち切ることが
できます。
しかし大人になってもゾウは自分には無理だと思い込んでいる為に、
そのことが強烈な先入観となり、鎖につながれたままになってしまう
のです。

今までのテストの点数というのはちょうどこの鎖のようなものです。
本当はなんでもないもので断ち切ることが可能です。

しかし、先入観であれは無理と凝り固まった思考が頭にある
ことでこの鎖は本物の鎖となり、子供の将来を狭めて身動きが
とれない状態にしてしまうのです。

逆に子供の側であれが無理だと思っていても、親の方でそのことを
なんとも思っていなかったら・・・
子供の方でも、もしかしたら単なる勘違いなのではないかと
思うようになります。

ここでご紹介したのはひとつだけですが、親子間のコミュニケーションで
非常に重要なことです。

















□プロフィール 牛山 恭範
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