こんにちは。
牛山です。
大学教員として小論文の採点や実施に携わる立場から見た時、私を含めて多くの採点者が口をそろえるのは、まるで金太郎飴のような答案が並んでいることへの辟易感である。
P220「いい文章」ってなんだ?より引用 石川巧著,2010,ちくま新書
↑まずはこんな内容から本日はご紹介です。
石川教授は、立教大学文学部の教授です。また、国語の入試に非常に詳しい専門家と言っていいでしょう。
「国語」入試の近現代史なども執筆しており、現役の大学教員として大学で教えるだけではなく、入試にも詳しい人物です。
この書籍についても、非常に多くの参考文献に言及しながら丁寧に書かれています。
非常に丁寧な「良い仕事」をしている本書の内容を簡単にご紹介致します。
嫌悪の対象になっている
小論文をどのように書くべきかについて、様々な論考がありますが、実際に採点の現場で教員が感じていることは、このようなことだということが書籍の中で紹介されています。
そして、次のような文章につながります。
——————ここから———————
表現が稚拙であること、論理が飛躍していることなど、全体的にレベルが低いことは言わずもがなだが、それ以上に驚かされるのは、とにかく似通った顔つきの文章が無意味に量産されている印象が強いことである。それは、議論の仕方はもちろん、議論に用いる言葉のひとつひとつに至るまで広く蔓延している。
———————ここまで——————–
この後、筆者は、体験や具体例を書くことの意義を論じつつも、そのリスクについても言及します。
体験や具体を書くことに終始する文章は、他者の目を介在させない「閉じられた思考」であると著者は説きます。
つまり、これは言ってみれば、「自分目線の文章に終始するな」と言いたいのでしょう。
その上で次のように続けます。
体験を語る以上に重要なのは、〈思考〉することであり、個人的な意見よりも相互的な批評にこそ問題を深化させる契機があるにもかかわらず、多くの答案はその作業から遠ざかることばかり目指している。
P226より引用
↑私が今までに言った通り、極めて核心的な部分について、正鵠的な表現で、筆者は現象をとらえています。
その上で、筆者はどのような態度で文章を書いたのかを採点者は感じるという趣旨の文章を書いています。
採点者は答案の背後に受験者の人間性を嗅ぎつけようとする
P226
この見出しは強烈でした。
このタイトルの意味は何でしょう。
この見出しの部分では、教育者はどのような学生を教育したいと考えるか、どのような学生に魅力を感じるかについて、考察があります。
その上で、以下のように述べるのです。
そこに期待されているのは、知性に対する敬意、本質的なまじめさ、知ることへの探求心のようなものであり、熱意や饒舌さではない。
P227
その上で、著者は、
文章の背後にある自分自身の思考を立ち上げることが重要
P227
と説きます。
しかもその後に書かれている言葉が美しいです。
——————ここから———————
その微妙でありながら、決定的な差異に対して意識的になることなのである。P227
———————ここまで——————–
文章がうまいなと感じました。
非常に概念がクリアですね。
ここで述べられている差異とは、文章の前の部分を見ますと、
自分の体験をとうとうと書いたり、とにかく時間内に間に合わせるために構文にあてはめることや、ネタとしての知識を自信満々に書くことだと考えられます。
また、次のようにも述べています。
——————ここから———————
文章を書く作業=国語の問題という偏見がまかり通っており、添削指導そのものも国語表現の要素からなされることが多いのである。こうした国語表現偏重の小論文対策に限界があることは言うまでもない。
———————ここまで——————–
小論文の添削を肯定しつつも添削主義は認めていない
著者は、小論文の添削について、以下のように評価しています。
——————ここから———————
現在の小論文指導でもっとも効果的と考えられているのは、受験生に書かせた答案を教員が添削し、それを書き直していく作業だろうが、この方法にも一つの限界がある。添削は受験生の答案自体に朱を入れて具体的な表現の修正を施していく点で最も懇切丁寧で贅沢な指導に見える。語句や表現の間違いを直し、説明不足を補い、自分の意見や考えをしっかり述べさせるためにどのような書き方が効果的かを書き言葉で説明することで受験生は多大な恩恵を受けるはずである。
———————ここまで——————–
P232から引用
このように、非常に効果的に評価するのですが、多くの受験生が見落としている点をズバリ明確に指摘しています。
——————ここから———————
だが添削はあくまで文章の化粧である。受験生が用意してきた答案をより良いものに加工する作業であり、課題へのアプローチ、論理の構成、そして、思考を展開していく技術などの素地を根本的に耕していくことは難しい。
———————ここまで——————–
P233より引用
つまり、添削だけではあなたは成長しませんよということです。
これは、私が長年言い続けてきたことと全く同じです。
多くの受験生は過去問題をやり、添削してもらえば受かると思い込んでいます。
練習は大事ですが、やみくもに練習しても、実力はつきません。
また、世界一の大学となったオックスフォード大学が、毎週1度の論文執筆を学生に要求するのも同じ理由だと私はお話ししました。
一週間に一度程度書くのが一番いいのです。
もちろん、直前時期に冬期講習などで、小論文を集中的に練習することは大切です。
なぜ慶應クラス、牛山の指導で全国1位が連続で出るのか?
当塾が、練習ばかりやらせない理由はここにあります。
また、
当塾が、構文練習をやらせない理由もここでご紹介した記事の通りです。金太郎あめなのです。
当塾が論文のフォーマットを教えるのも、ここでご紹介した記事の理由のとおりです。
また、
当塾が、数百の授業を用意しているのも、練習主義では限界があり、単に添削を受けていればオールオッケーではないからです。
板橋教授の書籍と恐ろしく符号的
板橋教授は、近年の学生が書く小論文の答案は、自分の頭で考えた形跡が見られないと述べています。
ここでご紹介した大学教員も同じことを述べています。
——————ここから———————
近年の受験生が書く答案には、考える作業を伴ったものがほとんど見当たらない。
———————ここまで——————–
P233
なんとも、恐ろしいですね。
まとめと振り返り
小論文をどのように書けばよいのでしょうか。
まず、多くの大学教員は、金太郎飴のような同じような答案にウンザリしていることが多いのでしたね。
そして、
多くの学生は、自分で考えて小論文を書いていません。
自分で考えることが大切であり、そのような学生が好まれると著者は説いています。
小論文試験の趣旨を考えて、対策を行っていきましょう。
この書籍は非常に素晴らしいので、「後編」を作り、もう少し掘り下げて、ご紹介していきます。
この記事の後編を読んでみよう!↓
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この記事を書いた人
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・慶應義塾大学合格請負人
・スキルアップコンサルタント
・専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
・株式会社ディジシステム 代表取締役
・ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者
・慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者
慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。現在、東京工業大学大学院博士後期課程在学。
【慶應進学支援に関する実績】
・慶應SFCダブル合格者6年連続輩出。(記録更新中)
・慶應大学3学部合格者ほぼ毎年輩出。
・慶應SFC総合政策学部全国模試小論文1位輩出。
・慶應SFC環境情報学部全国模試小論文1位輩出。(偏差値85以上)
・英語全国1位(2度)輩出、現代文全国1位輩出。
・慶應大学の小論文を1万点以上添削した経験あり。
・慶應関連書籍出版数日本一。 約30冊 (自社調べ)
・慶應関連メディア掲載数日本一。(自社調べ)
・三田の学部でも小論文全国1位輩出。(偏差値87.9)
・慶應4学部合格者(法・経・総・環)2年連続輩出。
【自分自身の論文テストに関する実績】
・自分自身も慶應SFC一発ダブル合格。(総・環)
・大学院在学中に、東大卒、東大院卒、東大医学部卒、東大博士課程修了者、京大卒、旧帝大卒の医師、国立大学出身の医師、ソウル大学卒業者などが在籍するクラスで成績優秀者になる。
・「問題発見」チームワークにて、最優秀チームに選ばれる。
・東工大博士課程在学。(長崎大学博士課程小論文試験において、約2時間で,約6000字書く試験で完答し、約9割の点数取得で合格。)
【出版書籍】
1.「自動記憶勉強法」(単著:2007年12月)
機材を用いたユニークな記憶方法について記述。同書は、その後、読売新聞記者の取材を受け、読売新聞全国版にて、8回連載される。(新聞記事あり。)
2.「小論文技術習得講義」(単著:2008年2月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
3.「自動記憶勉強法 増補改訂版」(単著:2009年3月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
4.~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~「目標達成論」(単著:2009年7月)
人の成長が起こる仕組みを3つの要素から説明することを試み、成長の原理を説いた書籍。
5.「小論文技術習得講義 増補改訂版」(単著:2009年11月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
6.「自動記憶勉強法 改定3版」(単著:2011年4月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
7.「勉強法最強化PROJECT」(共著:2011年6月)
学習本:弁護士・医師との共著。効果的な学習方法を戦略的に設計するための方法論を記載。同時に文系と理系の王道となる学習アプローチを記載。
8.「慶應大学絶対合格法」(単著:2011年9月)
慶應義塾大学に合格するための学習戦略を記載。心理学、言語学の研究結果等を踏まえ、効果的に学習を進めるアプローチを記載した。併願による合格確率を数学の独立施行の定理により確率計算し、理論上の合格率99%を実現するための考え方を紹介した。同書は、インターネットメディア「プレジデントファミリークラブ」で紹介される。その他、京都放送「ぽじぽじたまご」等のTV番組で紹介される。
9.~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~「目標達成論」 改定新版(単著:2011年11月)
人の成長が起こる仕組みを3つの要素から説明することを試み、成長の原理を説いた書籍。
10.「小論文技術習得講義 改定3版」(単著:2012年1月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
11.「慶應小論文合格バイブル」(単著: 2012年5月)
慶應大学の入試問題を攻略するための小論文学習アプローチを問題解決学の手法を用いて記載。論理思考、意思決定法等を解説。同書は、インターネットメディアプレジデントファミリークラブで紹介される。
12.「機械的記憶法」(単著:2012年8月)
効果的な記憶方法を経営学の観点から考察した書籍。学習を「生産性」という観点からとらえ、生産性が高まる学習アプローチを生産管理、リスクマネジメント等の観点から考察した上で、記憶のアプローチを問題解決学で考察する。なぜ大量の記憶を人は実現できないのかという問題を扱い、問題を要素分解し、対処方法となる戦略軸を、ワークフロー化することで生産性を高める道を模索した。
13.「クラウド知的仕事術」(単著:2012年8月)
日々めまぐるしく変動するIT環境に適応するための考え方を記載。最新のデジタルデバイスなどを紹介し、ビジネスパーソンが知っておきたいティップスを紹介したティップス本。
14.「小論文技術習得講義 改訂4版」(単著:2013年4月)
小論文の書き方、思考方法等を記載。意思決定方法、発想法などについて、感性を重視したアプローチを紹介。
15.「小論文の教科書」(単著:2013年6月)
小論文には答えが無く、思考方法にも答えや正解が無いことを前提として、マッキンゼー流の思考アプローチを解説した小論文の思考方法解説書。考えることが軽視される風潮に警鐘を鳴らし、従来はネタ本が一般的であった小論文の分野において、思考する方法論をまとめた。論理思考の解説。
16.「速読暗記勉強法」(単著:2013年9月)
速読を用いた記憶方法を記載。ビジネスマン向けに情報処理のティップスを紹介した。インターネットメディア「ライフハッカー」でメディア掲載される。
17.「難関私大対策の急所」(単著:2014年1月)
受験生向けに京都大学を卒業し、岡山大学医学部に通う研修医と共に効果的であると考えられる学習アプローチを紹介。
18.「慶應大学絶対合格法」改定新版(単著:2014年3月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
19.「慶應小論文合格バイブル」改訂版(単著:2014年8月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。(慶應大学受験で求められるスキル等を学部別にまとめる。)
20.「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」(単著:2014年8月)
慶應SFCが行う『プレゼンテーション入試』対策を解説した書籍。MBAで学ぶプレゼン技法を主に慶應大学を受験する高校生に分かりやすく噛み砕いて解説。
21.「今からでも間にあわせる勉強法・受験法」(単著:2015年4月)
受験対策のティップスを紹介したティップス本。読解ストラテジー等で研究されている文章読解スキルを紹介。
22.「牛山の慶應小論文7ステップ対策」(単著:2016年4月)
慶應大学受験生向けの小論文問題解説書。具体的な問題の解き方、重要な背景知識の解説、データサイエンス系問題の練習問題等を収録。
23.「慶應小論文合格バイブル」改訂3版 (単著:2016年5月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。(学部別の小論文対策を詳細に解説する。)
24.「小論文技術習得講義」改訂5版 (単著:2016年10月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
25.「小論の教科書」改訂新版 (単著:2016年12月)
上記書籍改訂版。縦書きを横書きにし、章を追加する。
26.「慶應大学絶対合格法」改訂3版 (単著:2017年1月)
上書籍改訂版。必要性が低い項を削除し、章を書き直す。
27.「慶應SFC小論文対策4つの秘訣合格法」(単著:2017年7月)
慶應義塾大学SFCの小論文試験対策について、有効な対策案を提示した実用本。
28.「牛山の慶應小論文7ステップ対策」改定新版(単著:2017年9月)
上記書籍改訂版。新しく章を書き直す。
29.「看護学部・医学部・看護就職試験小論文対策を10日間で完成させる本」(単著 2017年12月)
医学部・看護学部・看護師就職試験対策の小論文について、考え方、書き方を指南した学習参考書。
30.「慶應小論文合格バイブル」改定4版 (単著 2018年1月)
上記書籍の改訂版。小論文対策の章を分かりやすく書き直す。
【マスコミ掲載履歴】
・読売新聞(全国版)学ぼうのコーナーにて8回掲載(週間企画)
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 会社紹介 平成23年10月7日
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 平成23年11月4日放送
・産経関西 20年前とは変わった受験事情 平成23年12月9日
・産経関西 スキルアップコンサルタントが薦める新年対策本 平成23年12月21日
・TV番組ラボ+ 執筆書籍・会社紹介
・経済リポート 2012年10月10日 1425号
・経済リポート 2012年11月20日 1429号
〈マスコミ掲載履歴 『慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法』プレジデントFamilyClub様〉
第1回:「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」
第2回:「慶應大学合格に必要な要素と中核」
第3回:「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」
第4回:「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」~「受け身の学習」から「攻めの学習」に変化させる~
第5回:「慶應小論文対策で失敗しないための根本的対策」
第6回:「信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる」
スピンオフ編:今からでも時間がなくても国立大学、慶應大学に我が子を合格させる方法
スピンオフ編:逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<前編>
スピンオフ編:逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<後編>
スピンオフ編:【英語】我が子を慶應大学に合格させる英語教育法
スピンオフ編:指導品質を高める「業界初の100%オンライン小論文添削システム」
スピンオフ編:志望校に合格しやすい「小論文添削サービス」選びの注意点
スピンオフ編:慶應SFCの小論文対策4つの秘訣合格法
スピンオフ編:「目標を達成する目標達成手帳のススメ」
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