理解速読についてご説明いたします。
理解速読とは、そもそもなんでしょうか。
理解速読とは、理解をすることをもっとも重視した速読のことです。2012年に私が機械的記憶法(日本実業出版)で最初に理解に特化した速読(理解速読)という概念を発表しました。
速読の方法は、純粋な情報収集を目的とするものや、理解を重視するもの、暗記を重視するものによって、形態を変えるべきであり、理解に特化した速読の方法をご紹介するのが理解速読です。
少し言い方を変えると、今まで速読講座やセミナーで速読を受講したけれども確かに速く読むことができるようになったけれど、文章をどれだけ理解しているかというと、大変おおきな疑問があるという方向けの速読の講座というふうに言い換えることができるかなと思います。速読を使って本を読むときに、もっと内容を理解したいという人向けの内容に特化した内容とご理解いただければと思います。
たとえば、
●ビジネスマンの方で、速読を使って本を読んでいてもしっくりこないというような方、
●勉強で学術書を読んでいて、その本の内容がなかなか入ってこないというような方、
●小論文試験でなどで膨大な資料を与えられていて、試験時間内にその資料を全部読みこなすことができない方、
●飛ばし読みのようなことをして、内容の理解がおろそかになって点数をとることができないというような方、
●現代文の試験を解いて試験時間内に問題が解けないという方、
おおむねこのような方に理解速読の講座は向いていると思います。
従来の速読の講座では理解できないのかというかと、もちろんそうではありませんが、速読の講座は、どちらかというと、情報処理に特化したスキルですので、あくまでもその読む人にとっての価値のある情報にいかにして速くリーチして価値のある情報を吸収するかというような側面の強い技術です。
このようなスキルに慣れていると日々の読書でもっと理解したいと思ったときに、少し困る方が多いようです。そのため今回この理解速読という理解に特化した速読の講座をご用意することに致しました。
私は、小論文の講師としても仕事をしていますので、ほぼ毎日入試の評論文のような文章を読むことが日課になっています。
そして短時間にその文章をきちんと内容を読解して理解しなければなりません。
 たとえば、法科大学院の入試で課されている課題文や、大学入試で課される評論文の文章などを受験生と同じ速度で読んでいては、とてもではありませんが、私は仕事になりません。
多くの受験生が30分かけて読む文章を、私は、3分~5分かけて読むことを日常的に行っています。実際に、個別指導で塾の生徒さんと会って、一緒に問題を見て、一緒に問題を読解するようなときも、極端なケースで言うと、ひとつの課題文を10秒くらいで情報処理をして内容を理解したこともあります。これは稀なケースですから、当然ですが、文章のボリュームや難易度、専門性によって、スピードは変わってきます。
なぜこのようなことができるのでしょうか。
その理由は、文章を理解するさまざまなテクニックを総合的に用いているからです。この理解速読では文章を理解する為のさまざまなテクニックを速読のスキルをベースに解説します。
理解速読では、人が文章内容を読解する際に働かせる頭の働かせ方を利用します。
テーマから話の内容を推測したり、細かい記述内容から、全体のテーマを推測したりと、人は文章を読むときに、無意識のうちに話の内容を推測を交えながら理解しています。
文章には多くのルールがあるため、このルールにしたがい、文章を読むことで、速読とセットでこのような読解方法を用いた場合は、文章内容を短時間で深く理解することができるようになるのです。
私が読書のときに使うテクニックは速読だけではありません。さまざまな方法を駆使して文章を読み取っています。
そして、このように短時間で内容を理解してしまうというようなことをすると、かなりいい加減な理解ではないかと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、評論文のような整理された文章の場合は、速読を使ったり、文章の読解テクニックを使って内容をきちんと理解した人のほうが、たとえ短時間であっても、その文章の内容をゆっくり読んだ人以上に理解していることは、よくあります。
これが、たとえば電気製品の説明書のような類の文章であれば、このようなことはなかなかできませんが、評論文であるとか、論理的にきちんと書かれた文章であれば、さまざまな読解テクニックを総合的に駆使することで、短時間でほかの人よりも高い理解力で内容を理解することも可能です。
その文章をその人が理解しているかどうかを試す方法は、簡単です。
その人に読んだ文章の内容を説明してもらえばいいのです。 もしもその人が、読んだ文章をきちんと理解していない場合は、ポイントがずれた事を話したり、うまく説明できません。
もしもその人が読んだ文章をきちんと理解していれば、文章をキチンと説明することができます。
速読のスキルをさらに特化させるということは、残りの人生で読む本の冊数やその時の読解の精度が引きあがるということです。私は一冊の本を読む事で、大きく人生を変えてきました。
心が豊かになった本、新しい視点を与えてくれた本、人生のステージが上がった本、哲学などの知的好奇心を満たしてくれた本、経済的なメリットを与えてくれた本、仕事の負担を減らしてくれた本、悩みを吹き飛ばしてくれた本など、さまざまな本との出会いがありました。
あと残りの人生で何冊の本と出合うことができるのだろうか?そう考えた時にあなたの心の中に浮かぶイメージはどのようなものでしょうか。あなたの人生を豊かにしてくれる先人の知との交流は、経済的な価値には換算できない喜びを人生にもたらしてくれるかもしれません。
以上が理解速読のおおまかな説明となります。
あなたの人生に新しい知の扉が開く一助になれば、これに勝る喜びはありません。
ディジシステム代表責任者
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